十数年前、私は手術をしなければ余命3か月と言われました。
脾臓の孤立性リンパ腫(がんの一種)の疑いが濃厚と言われたのです。
悩みに悩んだ末、摘出手術を行いました。脾臓の働きの詳細はいまだ分かっていませんが、免疫をつかさどる臓器と言われています。大人になってからは脾臓をとっても問題ないとのことでの摘出でしたが、大きな問題が残りました。とても疲れやすくなったのです。
病気と老化に大きく関連する活性酸素(酸化ストレス)の検査を自院でしたところ、極端な高値になっており、活性酸素を打ち消す力(抗酸化ストレス)は極端に低い状態でした。
手術結果で脾臓の腫瘍は良性だったとわかって喜んだのも束の間、このままでは早死にしてしまいます。そこで活性酸素を打ち消す「食事」に取り組みました。
私は今までの栄養学に加え、ホリスティック栄養学と分子栄養学を学び、それぞれの素晴らしいところをバランスよく取り入れた、病気になりにくい身体つくりのためのISHバランス栄養学のセミナーを昨年から行っています。キーワードは
①楽しく食べる
②正しい知識
③完璧よりもバランス
④自分らしく生きる
⑤感謝の心です。
私の脾臓は戻ってきません。でも、この5つのキーワードで、手術前と同じようにパワフルで元気と評されています。