メラトニンと妊娠
結婚年齢の高齢化に伴い、不妊の問題がクローズアップされています。卵巣は、他の組織や臓器よりも早く老化しやすく、卵巣の機能は、30代後半から急速に低下していきます。そして50歳前後で閉経してしまいます。
卵巣機能が他の組織や臓器と比べ、早く衰える原因の一つに、酸化ストレスに弱いことがわかってきています。
山口大学の田村博史先生は、メラトニンの強い抗酸化力に着眼し、卵子(卵胞)数の減少、卵の質の低下を予防できないかと研究中です。
先日の研究会の発表をお聞きすると、様々なことが分かり始めてきています。ISHカレッジは一般の方向けなので、詳しい内容は省きますが、
このような地道な研究が進み、安全性が担保されると、不妊に悩む、女性の福音になるでしょう。
この研究の成果で広くメラトニンあるいはメラトニン関連物質が、安全に使えるようになるまでは、妊娠を希望する女性は、体内の酸化ストレス(活性酸素)を打ち消すための、食生活に務める必要があるようです。
酸化ストレス・抗酸化ストレスの測定
http://mbp-hiroshima.com/ishi/service2/255/