一般的に、人間の体は体内の複雑なシステムが働き、体内の酸性度をある程度一定にするように働いています。しかし、その仕組みも毎日の食事や生活習慣に問題があると、体内は酸性に傾き、慢性病の原因の一つになると考えられています。
特に人間が生きていく上での、身体の中で行われる生命活動の仕組み上、酸性に傾きやすくなっており、毎日の食事に気を配ることがとても重要です。
たとえば、pH(酸性度を表す指標として使います。7が中性で数値が下がるほど酸性度が強いことを意味します)7.4を少し上回る程度のpHでは、がん細胞は休眠中であるが、pHが下がるとDNAとRNAの細胞分裂調整能力を失いがん細胞が増殖すると言われています。
がん細胞は、酸性の環境で成長するが、アルカリ性の環境では生きていくことができないのです。
がん細胞は、増殖して癌のかたまりになり、癌と診断される前に体内環境を良くして、体内に発生したがん細胞をすぐ打ち消すために一番大事なのが、毎日の食事です。
もちろん、がん細胞が発生する原因は一つではないのですが、少なくとも毎日の食事の注意は自分でできる予防法のひとつなのです。
食物には「酸性食品」と「アルカリ性食品」に分けられ、酸性に傾きやすい身体を微調整するためには、「意識的にアルカリ性」食品の摂取をしましょう。ただし酸性食品を全く食べるなという意味ではありません。
次回は酸性食品やアルカリ性食品についてです。