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認知症を正しく理解しよう⑧2014年1月10日

【ISHカレッジ:美学セミナーNo.8】
(担当:まさこメディカルクリニック 松岡)

 

認知症を正しく理解しよう⑧

 

●認知症の予防は可能?
①発症のリスクを少なくする
認知症は、脳神経ネットワークが何らかの原因で壊れてしまうことで発症するので、「加齢」が最も大きな要です。このために、認知症は防ぎようがないと思われがちです。
しかし、認知症の約2割を占める脳血管性認知症の予防には、高血圧、高脂血症、肥満などの対策が有効です。

 

また、認知症の半数以上を占めるアルツハーマー病でも、運動をはじめとする生活習慣病対策が発症のリスクを減らす(発症を遅らせる)ことが示されています。
近年、糖尿病の方が認知症になる可能生が高いとも言われています。
そこで、糖尿病の予防、早期発見大切です。
自分ができる予防から、食事療法、運動など少しずつ取り組みましょう!!

 

②脳を活性化する
脳を活性化するには、いろいろな方法がありますが、大切なことは「楽しく」行うことです。
仲間と一緒に昔の遊びや仕事などを語る回想法、音読や計算などの学習、音楽や絵画などの趣味活動を通じて、仲間と過ごす中で、前向きに生きる意欲がわいてきます。
また、自分の役割をもつことも大切です。
しかし、本人が嫌がることを強要すると、本人のストレスや自身喪失につながり逆効果となることもありますので、ご配慮ください。
★講座の中では、脳を活性化する一番の方法は、「恋愛」だそうです。パートナーにいつまでも愛情をそそぎましょうね!!

 

次回は、認知症の人と接する時の心がまえはどんなことについてお話します。

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